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2025.09.08
今朝の気づき、心のノートに #11 人類の歴史と
2025年9月8日 人類の歴史と『助け合い』の仕組み
社会保障って、実はすごく人類の歴史と深いつながりがあります。
まだ国に制度がなかった昔から、病気やケガ、障害などで弱い立場になる人は必ずいました。そんな時に社会や村が「その人を排除する」のか「助け合って支える」のかで、その共同体の行く末が変わっていったんです。
排除を選んだ社会は長く続かず、結局なくなってしまいました。
反対に「助け合い」を選んだ社会は生き残り、人類全体としても存続できた。つまり、相互扶助(お互いを助け合うこと)は、人間が生き延びるために欠かせない仕組みだったんです。
第一次世界大戦のあと、ヨーロッパでは戦地から帰ってきた多くの負傷兵が社会に戻りました。その人たちをどう支えるのか、という課題が大きなきっかけとなり、社会保障制度が形づくられていきました。また産業革命の頃には、格差がどんどん広がり、経済的に弱い立場の人を守る必要性が高まったことも、制度づくりの後押しになりました。
いま私たちが使っている日本の社会保険や労働保険の制度も、もとをたどれば「人間は助け合わないと生き残れない」という歴史の学びからできあがったものなんですね。
ただ、制度があるだけではうまく機能しません。
実際に社会の中で回していくためには、つなぎ役やサポートする人が必要です。そこで役割を果たすのが、私たち社会保険労務士や行政書士。制度をお客様にとって使いやすい形に整えたり、スムーズに回るように支援したりしています。
だから私たちの仕事は、単なる手続きや書類作成ではなく、歴史の中で大切にされてきた「助け合いの仕組み」を、現代の社会にしっかりと根付かせることでもあるんです。
制度を味方につけて、安心して事業を続けられるように。
そんな思いで、日々サポートをさせていただいています。