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2025.11.17

今朝の気づき、心のノートに #19 名優

20251117日 子は親の心を実演する名優である

 

モーニングセミナーで、「子は親の心を実演する名優である」という言葉を学びました。

この言葉を聞いたときは「なるほど」と思う程度でしたが、最近になって、その意味を深く感じる出来事がありました。

 

私が子どもの頃、テストというのは授業でどれだけ理解できたかを測るものだと思っていました。

私は一生懸命に授業中に一生懸命先生の話を聞き、積極的に手を挙げていました。

そのため家で勉強している友達を見ると、「家で勉強するとは、なんてずるいんだ」と思ってしまいました。

授業中は手を挙げもしないのに、テストでは100点を取る。

一方の私は50点や60点。

通信簿でも3

「おかしいな」と思って先生に言いに行くと、「みんな勉強しているんだよ」と言われ、さらに納得がいかない…そんな子どもでした。

 

それから年月が経ち、ある日、娘に「テストのとき、見直ししてる?」と聞いたら、娘がこう言ったんです。

 

「見直ししたら、本当の実力がわからないじゃん。」

 

思わず笑ってしまいました。

まさに昔の自分そのものです。

本番一発勝負で挑む姿勢。

妻は理解できず、「見直ししなさい」と言いますが、私は心の中で「わかるよ、その気持ち」とつぶやいていました。

まさに、「子は親の心を実演する名優」だなと感じた瞬間でした。

 

そんな折、お客さまのところで少しトラブルがありました。

その際に話題になったのが、「見直しは30秒でできるけれど、やり直しには3時間、あるいは3日かかることもある」という言葉。

本当にその通りだと思いました。

たった30秒の確認を怠ることで、信頼を損ねたり、大きな時間を費やすことになることもあります。

見直すというのは、ずるいことではなく、誠実なことなんだと気づかされました。

 

私はどちらかというと前だけを見て突き進むタイプですが、これからは少し立ち止まって確認することを大切にしたい。

そして、その姿を通して、娘にも見直しの大切さを伝えていきたいと思いました。

 

「子は親の心を実演する名優である」

まさにその通りで、子どもの姿には自分の心がそのまま映し出されています。

だからこそ、子どもを通して、親自身が気づき、磨かれていくのだと感じます。

日々の小さなやり取りの中にこそ、倫理の実践があるのかもしれません。 

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