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建設業許可

2024.12.04

「風の時代の建設業。変化を追い風に、人間力で未来を拓く」

 「風の時代」という言葉を耳にしたことがありますか?

 これは、これまでの「地の時代」と呼ばれる物質的価値観から、情報やつながりが中心となる価値観への移行を表す考え方です。建設業も例外ではなく、これからは「変化への対応力」や「人と人とのつながり」が事業成功の鍵を握ります。
従業員20名未満の中小企業経営者にとって、この変化をどう受け止めるべきか?本記事では、時代の風を活かした建設業経営のヒントをご提案します。
1)人間力が企業の魅力を作る
 建設業における「人間力」とは何でしょうか?それは、誠実さやチームワーク、困難を乗り越える力、そしてお客様や地域社会との信頼関係を築く力です。
従業員一人ひとりがこの「人間力」を発揮することで、会社全体の魅力が高まり、自然と口コミやリピートにつながります。
2)教育で未来を育てる
 変化の激しい時代において、教育は会社の力を底上げする重要なカギです。建設業における教育とは、技術だけでなく、マナーやコミュニケーション能力も含まれます。
新人教育はもちろん、ベテラン社員への定期的な研修も行うことで、従業員全員が時代に合わせたスキルを持ち続けられるようになります。
また、「社内教育」を充実させることで、会社全体が学びの文化を持つようになります。
たとえば:工事現場の安全教育や、新しい建材や工法の講習会を取り入れるお客様対応スキルを高める研修を行う心理的安全性を重視し、部下が意見を言いやすい職場づくりを推進する
3)時代に合わせた学びと挑戦
教育には従業員向けだけでなく、経営者自身の学びも含まれます。
たとえば、ITツールの導入や補助金の活用法、最新の市場動向を学ぶことが、経営の選択肢を広げます。
経営者が学び続ける姿勢を見せることで、従業員も刺激を受け、一体感が高まります。
結論・まとめ
「風の時代」の建設業において、会社の成長を支えるのは「人間力」です。
誠実な働き方と学び続ける姿勢が、信頼される企業文化を作り、時代のニーズに応える力となります。
変化の中でこそ、教育に力を入れ、人間力を磨くことで、より強く、しなやかな経営が可能になります。
まずは、身近な取り組みから始めてみましょう。社員一人ひとりが成長することで、会社全体が時代に乗り、風の時代に羽ばたく建設業界になっていくでしょう。

2020.05.26

建設業の事業承継・M&Aその1 ~経営事項審査と事業承継・M&A~

経営事項審査を活用する】

工事で入札参加をしている建設業者は、毎年必ず経営事項審査を受審しています。
この点数は入札参加のランク付けに反映されます。
しかし、経審はただ書類を揃えて「何点かな?」と点数を気にするだけではもったいないのです。

経営事項審査は「規模」「財務分析」「利益生」「社会性」の4つの視点から点数が算出されます。
この点数が、ほとんどの建設会社で「点数をつけられる」だけで終わっています。
そこでこの経営事項審査を「点数付けされる」だけでなく自社分析の入り口に活用すべき」なのです。

理由1
4つの視点で算出される

事業承継・M&Aの際、必ず必要となる工程が「自社の棚卸し」です。
M&Aの際は、デューデリジェンス、事業承継の場合も自社の客観視をして守るべきものを守り、変化すべき変化を積極的に起こしていきます。
「財務・カネ」「人・組織」「事業戦略・事業構造」「ガバナンス・法務」などの視点で分析するに際し、何もないところから手をつけると、実は膨大な時間と労力がかかります

しかし、建設業者の場合、自社分析の指標を国交相が示してくれています。
それが経営事項審査の4つの視点です。

4つの視点の見方がわかれば、自社を客観的に見ることができます
詳細までは分析されませんが、自社分析の大枠を掴み、さらに詳しい自社理解の入ることが容易になるのです。

理由2
毎年審査される

経営事項審査は、原則として毎年決算期の4ヶ月後を目安に審査を受けます。
毎年同じ時期に自社を見つめ、振り返り改善するサイクルを作ることができます。
この指標をよくしていくためにできることを一つの視点として自社を見ることができます。

理由3
他の建設会社と比較できる

経営事項審査の結果は、公開されてて調べれば観ることができます。
そして、点数も毎年地域別のランキングが発表されています。
そのため、自社がこの地域で、また同業種でどのくらいのランクなのかを把握することができます。

さらには、他の会社がどの点数が高く、どの点数が低いのか、その会社の特徴が見えてくるのです。
売上高は高いけど、利益率が低い会社。またはその逆。社員数は多いが、有資格者が少ない会社。
規模は大きいが、退職金制度がない会社・・・。など
我々は、毎年200を超える建設業者様と接し、この4つの視点を入り口にの様々な視点で見させているため、その業界の全体像との比較で建設業者様を捉えることができます。

しかし、自社とその周辺しか知らないと、自社がどの程度できていて、どの程度できていないのか。
また、どのような伸び代があり、どんな取り組むべき項目があるのかを見出すことが難しくなります。
他者との比較の視点ができることで、具体的な対策や改善策が見えやすくなるのです。

理由4
「入札参加しない建設会社でもOK」

算出の計算式は複雑なため、全てを理解する必要はありませんが、実はシミュレーターで点数のシミュレーションをすることができるのです。
本来は入札参加のための作業ですが、自社の分析のためにもソフトなどを使用することで算出できます。

初めての方はその作業が難しいと思いますが、我々のような専門家を活用してでも、これを行う価値は十分にあると思います。

建設業経営者様向け オンラインセミナーはこちら⇒shizuoka-jigyousyoukei-ma.com/seminar-01

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