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2025.10.20

今朝の気づき、心のノートに #15 「休む勇気」と「働く心地よさ」

20251020日 「休む勇気」と「働く心地よさ」

 

先日の夜のことです。

翌日の講座の準備を家でしていたのですが、気づいたら夜の11時を過ぎていました。

そこまでは覚えているのですが、そのあとの記憶がなくて。どうやら途中で寝落ちしてしまったようです。

 

ふと目を覚ましたのは夜中の12時半ごろ。

パソコンの画面は小文字ので埋め尽くされていました。

思わず笑ってしまいました。あぁ、疲れていたんだな、と。

 

最近、デンマーク在住の知人から、「デンマークの働き方」について話を聞きました。

デンマークではとにかく休むことへの意識が高いそうです。

集中力が落ちて無理に働き続けるより、その方が結果的に生産性が高いという考え方です。

 

その話の中で印象的だったのが、ある放送局でのエピソードです。

編集の締め切りに間に合わせたいスタッフが「残業させてください」と申し出たところ、上司はこう言ったそうです。

 「何を言っているんだ。家族の時間の方が大事だろう。帰りなさい。」

 そんなふうに、仕事よりも人としての時間を大切にする文化が根づいているのだと聞きました。

 

デンマークでは、夏に1ヶ月バカンス休暇をとる人も多く、レストランさえ休業することも珍しくないそうです。

「休むこと」は、もはや基本的人権の一部として尊重されているそうです。

 

それに比べると、日本は「休む」ことに少し罪悪感があるように思います。

KAROUSHI(過労死)」は世界で驚きとともに知られている日本語になってしまいました。

 

心身を整えることは、いい仕事をするために欠かせないこと。

昨日の事件も、そんなメッセージだったのかもしれません。

「ちょっと休もうよ」と、パソコンが代わりに訴えてくれたのかも。

 

これからは、無理をする前に、少し立ち止まって休む勇気を持とうと思います。

その方が、きっといい仕事につながるから。

※写真はAI生成イメージです

    

2025.10.14

今週の発見!スタッフのスピーチから #1 

20251014日 肩甲骨チャレンジはじめました!

当事務所では、毎朝朝礼を行っています。
週に一度はスピーチ当番がまわってきて、それぞれがテーマを決めて話すのが恒例です。
健康の話から、ちょっとした気づき、家でのエピソードまで——話題はいつもさまざま。

先日のスピーチのテーマは「肩甲骨をやわらかくするといいらしい」。

肩甲骨が柔らかいと、
・腕の動きがスムーズになる
・肩こり・首こりが減る
・血行がよくなって代謝アップ
・姿勢がよく見える
・スポーツではケガの予防にもなる
などなど、いいことづくし。

そしてなんと、野球では球速アップや変化球のキレまでよくなるとか!
大谷翔平選手のあの美しいフォームも、きっと肩甲骨の柔らかさあってこそ

スピーチを聞いた代表も「よし、やってみよう!」とすぐに実践。
ところが——背中で手と手が届かない(笑)

「これはまず、自分の背中にタッチするところからだな」と笑いながらも、
毎日少しずつストレッチをはじめたようです。

ちなみにスピーチをしたスタッフは、子どもの肩甲骨をマッサージしてあげているようです。
マッサージもとても効果的で、柔らかくなっていくのがわかるそうです。

それぞれの肩甲骨チャレンジが進行中です。

すぐに結果が出なくても、続けていけば必ず変わる。

仕事も体も、日々の積み重ねが大事なんだなと感じました。

2025.10.06

今朝の気づき、心のノートに #14 工夫

2025年106日 どいてーと言われない工夫

 

以前、自宅で仕事をしていたときのこと。
妻が掃除機をかけていて、私のところに来ると、「どいてー」と言われました。

そこで今回は、先回りして自分でイスを持ち上げて移動し、隣の部屋の掃除が終わるのを待っていました。

 

この話をある女性にしたところ、
「そういう時はいつもありがとう、今日は自分がやるよって言えば、どいてーって言われないよ」
とアドバイスをもらいました。

一方、別の男性に話すと、
「うちなんか掃除機の柄で圧をかけてくるだけ。話しかけてもらえるだけいいじゃん」
とのこと。

 

ちょっとしたエピソードでしたが、人によってアドバイスの仕方や受け止め方がまったく違うのが面白いなと感じました。


同じ出来事でも、視点や言葉ひとつで全然違ってくる。そんなことに気づかされた一コマでした☺

※画像はAI生成イメージです☺

 

2025.09.16

今朝の気づき、心のノートに #12 寄り添う

2025916日 寄り添うということ

おはようございます☀

朝、近所から小さなやり取りが聞こえてきました。

小学校3年生くらいの女の子が「お母さん、トイレ行ってもいい?」と尋ねると、出発直前のお母さんが「急いで!間に合わなくなるよ」と声をかけます。

すると女の子は「やだ、我慢できない!」と主張し、お母さんは「あなたはできる子だから我慢できる!!」と励まします。
女の子は「怒らないで、優しく言って」と返すのです。

怒られる前に「優しく言って」と伝えられる子。
その声を受け止め、言葉を選び直すお母さん。
そんな親子のやり取りを耳にしながら、「寄り添う姿勢」について考えさせられました。


先日、打ち合わせでご一緒したサッカー指導者の方から、幼稚園での指導についての出来事を伺いました。
園長先生から「もし集合と号令をかけても、一人だけ集まれない子がいたらどうしますか?」と問われたそうです。

指導者の方は「その子が来るまで待ちます」と答えました。
すると園長先生はこう言われたのです。

「当幼稚園ではその子のところにみんなで集合します。
できる子に合わせるのではなく、できない子の気持ちに寄り添うことを大切にしているのです。」


子どもは一人ひとり違います。
「できる子」に合わせて速さを求めるのではなく、
「まだできない子」に寄り添いながら、みんなで一緒に歩んでいく。

その温かい考え方に、深く心を打たれました。

 

私たちの会社とお客様との関係も、同じだと思います。
「できていること」だけを見るのではなく、
「まだ課題や悩みがある部分」に耳を傾け、一緒に歩んでいく。
そこに本当の信頼関係が生まれるのではないでしょうか。

『寄り添う』姿勢を大切にしながら、これからも共に成長していきたいと思います。 

2025.09.08

今朝の気づき、心のノートに #11 人類の歴史と

20259月8日 人類の歴史と『助け合い』の仕組み


おはようございます☀ 

社会保障って、実はすごく人類の歴史と深いつながりがあります。
まだ国に制度がなかった昔から、病気やケガ、障害などで弱い立場になる人は必ずいました。そんな時に社会や村が「その人を排除する」のか「助け合って支える」のかで、その共同体の行く末が変わっていったんです。

排除を選んだ社会は長く続かず、結局なくなってしまいました。
反対に「助け合い」を選んだ社会は生き残り、人類全体としても存続できた。つまり、相互扶助(お互いを助け合うこと)は、人間が生き延びるために欠かせない仕組みだったんです。

第一次世界大戦のあと、ヨーロッパでは戦地から帰ってきた多くの負傷兵が社会に戻りました。その人たちをどう支えるのか、という課題が大きなきっかけとなり、社会保障制度が形づくられていきました。また産業革命の頃には、格差がどんどん広がり、経済的に弱い立場の人を守る必要性が高まったことも、制度づくりの後押しになりました。

 

いま私たちが使っている日本の社会保険や労働保険の制度も、もとをたどれば「人間は助け合わないと生き残れない」という歴史の学びからできあがったものなんですね。

ただ、制度があるだけではうまく機能しません。
実際に社会の中で回していくためには、つなぎ役やサポートする人が必要です。そこで役割を果たすのが、私たち社会保険労務士や行政書士。制度をお客様にとって使いやすい形に整えたり、スムーズに回るように支援したりしています。

だから私たちの仕事は、単なる手続きや書類作成ではなく、歴史の中で大切にされてきた「助け合いの仕組み」を、現代の社会にしっかりと根付かせることでもあるんです。

 

制度を味方につけて、安心して事業を続けられるように。
そんな思いで、日々サポートをさせていただいています。

2020.05.01

「察する文化と事業承継制度のギャップ」

 こんにちは。SUBIRA(スビラ)代表の中村です。

 中小企業を支援するために、国の様々な制度があります。

 「低利融資」「補助金」「助成金」「納税猶予」「免税」など・・・。

 国としては、何としても事業承継を進めたいということで、様々な制度を打ち出しています。

  しかし、中小企業の事業承継の現場を見ていて感じるのは、こうした「制度で促せる事業承継はごく一部」だということです。

 

 ではポイントは何か?

それは「コミュニケーション」「後継者の数字力」です。

 

 弊社に相談が寄せられる事業承継の相談で多いのが、

 「後継者には任せられない」(現経営者言)

「現経営者が譲ってくれない」(後継者言)

という相談です。

このような場合、よく話を聞いてみると

 ①相手が本心で何を考えているか知らない

②そもそも、しっかり相手の考えを聞いたことがない

 ③後継者が決算書を見たことがない(見てても把握していない)

ということが非常に多くあります。

要するに、制度云々の前に、

○しっかり話す(コミュニケーション)

○自社をしっかり見る(感覚でなく数字で理解する)

ということをしていないのことがネックになっているのです。

 

 これらは「察する文化」の日本人らしい特徴ですが、創業者と後継者という全く経験の違う人間が共同で行う作業であり、感覚だけでは進みません。というよりむしろ、「感覚だけで捉えているから進まない」ということがあると考えています。そんなこと?と感じるかもしれませんが、これが現場に身を置いて感じる現実だと思います。

 

~圧倒的に足りない現場で動ける専門家~

 これからの日本の事業承継を進めるためには、

①事業承継の全体像を理解しつつ、

②社内コミュニケーションと、

③より深い数字の理解を促せる

専門家が圧倒的に必要だと感じます。

これらを

1.わかりやすく説明し、

2.柔軟に促す

ことができる専門家が、これからの日本の事業承継を進めるキーマンになると考えています。

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