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2025.06.04

今朝の気づき 心のノートに #1

このたび弊社では、代表が朝礼で語ることばを、ブログでお届けしていくことになりました。 タイトルは『今朝の気づき、心のノートに』です。

慌ただしい毎日の中で、ほんの少しだけ立ち止まり、ちいさな気づきを楽しんでもらえたらと思っています。

定期的に更新してまいりますので、ぜひ楽しみにお待ちください

2025.5.30 田植え

おはようございます

先日、知人との会話で、雨の中で田植えをしたという話を聞きました。

この「雨」と「田植え」、実はとても深い関係があるってご存知ですか? 田植えをする女性のことを「早乙女(サオトメ)」って言いますよね。 何気なく聞いていたこの言葉、なぜ「サオトメ」なんだろう?とふと思い、調べてみました。

すると、驚きの事実が! まず「サ」という音には、なんと「田んぼの神様」という意味があるそうです。

そしてその神様が田植えをする人=「サオトメ」。田植えをする月=「サツキ(皐月)」。

雨が降って田んぼが潤うことが神様の恵みなのですね   もっと面白いのが、「酒」という言葉。これはもともと、田の神様に捧げる飲み物を指していたそうです。 そしてそのお供として添える食べ物を「酒の肴(さかな)」と呼んでいたとか。  こういう神事的な背景があると聞くと、すべてに意味があったのですね。    

さらにさらに! 田植え前には、田の神様はまだ山にいて、家の中に宿っているとも言われていたそうで……その神様がいらっしゃる場所を「サモクラ」、それが転じて「桜」となったという説も。 つまり、桜の花の中には、田んぼの神様が宿っているという神話的なイメージがあって、春に咲く桜がその神様の訪れを知らせるサインだったんのですね。そしてその神様が降りてきて田植えが始まる、という美しい物語があったのです。  

今日は「五月雨(さみだれ)」、今年最後の五月雨です。普段何気なく使っている言葉の中に、こんなにも自然と神様と暮らしが結びついた世界があるなんて、ちょっと感動しませんか?

そんなわけで、今日は日本語の奥深さに触れながら、有終の美を飾る一日にしましょう

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