ブログ
コラム
2020.12.02
コラム「贈与と経済」
みなさん、こんにちは。
先日、「世界は贈与でできている」という本を読みました。
今日は贈与と経済について考察してみたいと思います。
現在の経済を考えるとき、「交換」を原則として成り立っています
そして人類の歴史の中でこの「交換」を原則として成り立つように
現在では当たり前になっているこの「等価交換」という原理に比べ
この本を読んでいて私が感じたのが、
「経済は交換を前提にし、贈与は恩返しを前提にする」
ということです。
例えば、100円を差し出して100円分の品物を手に入れる。
1億円の家の建築を注文して、半年後に1億円相当の家が建ち、1
これらの交換はその場か、もしくは期間の定めの中で終わります。
この交換は債権・債務(義務)の上に成り立っています。
この関係になった以上、「Have to(しなければならない)」になります。
一方、贈与の場合、例えば
「あの人にはいつもお世話になっているから、お土産を買っていこ
「困っているから、手を貸そう」
「優しくされてうれしかったから、他人には優しくしよう」
という交換条件を前提としないきっかけで始まるのが贈与です。
さらにいうと、
「小さいころに親に大切にされたから、
自分も子供を大切に育てよう」
という行為の贈与も、過去の恩への恩返し、もしくは恩送りから始
人に何かを送るとき、何かをしてあげようと考えるとき、ワクワク
市場を見たときに、経済の視点が強すぎると遊びの入る隙間が減っ
「笑顔がうれしかったから、手紙を贈ろう」
「家庭菜園で野菜が採れた。友人に贈ろう」
「両親の誕生日だ。これまで育ててくれた感謝の気持ちに花束を贈
遊びをもったやり取りも経済を動かしていく大きな力ではないかと
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
ご質問、お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
https://subira.jp/
2020.04.30
「2020コロナ後の時代〜豊かなバラエティーと情緒〜」
こんにちは。SUBIRA(スビラ)代表の中村です。
現在、多くの識者が、オンラインでコロナ騒動後の世界(アフターコロナ)についての意見を発表しています。
「生き方、働くことの価値観が転換する」「経営を見直す必要がある」など時代が大きく変わるという発言が多くあるように感じます。
この状況に身を置き、私自身も確実に歴史の大きな転換点に生きていることを感じます。
以前から2020年が時代の転換期になると言われてきました。本当に2020年になった途端にこの状況になり驚いております。時代の変化は70年周期で起こるという説があります。明治維新、戦争、そして今回のコロナ。
そして私自身は、この5年ほど次の70年の社会について考えてきて、以下のようになると考えています。
一人一人が違う音色を奏でる前提で、それらが集まって組織、社会が醸成されていくようになると思います。それぞれの音が全体の中で役割をしっかり果たすことで美しいハーモニーが生まれます。調和に向かって行くためにも、個が鮮明になることが求められると思います。多様性ということを意識するまでもなく、会社も個人もバラエティー豊かになると考えています。
もしそうなるとすると、一般化・抽象化がしにくく、具体的状況を見て対応する柔軟性が必要になります。設定した目標・計画は臨機応変に変化させ、なぜ達成するのかというその先の「目的」が重要になります。
個人の目的・組織の目的、それに向かう道筋やリソースもバラエティー豊かで、面白い人や会社が増えると思います。
「豊かな情緒が貴重な能力になる」
AI、コンピューターは形容詞(特に心地いい、爽やか、懐かしいなどの体感覚)が苦手だと思います。この部分は人間らしさを発揮できるところだとすると、その源泉は「情緒」だと思います。その場を深く感じる力(深いところで感じ入る力)、そしてそれを表現する力(アートと論理性)、それを支える知識と体験、これら全ての源泉が情緒だと考えています。
以上は、私個人の願望でもあります。情緒豊かなバラエティーに富んだ人が活躍する社会がこれからの豊かな社会を作り出して行くだろう(行ってほしい)と感じています。
2020.04.21
お客様とSUBIRA(スビラ)を繋ぐもの
こんにちは。SUBIRA(スビラ)代表の中村です。
当サイトは、これまで我々をご存知でなかったお客様と、我々を繋ぐ役割があります。
もちろん、既にご支援させていただいているお客様とのコミュニケーションの手段でもあります。
よく「この相談は誰にしていいかわからないから、SUBIRAさんに連絡したんだよ・・」
という声を聞きます。
企業経営の中で発生する課題は多種多様で、簡単に分類できるものばかりではありません。
しかし、相談を受ける専門家の側は「財務の専門家」「人事労務の専門家」「法律の専門家」など、その受け皿が限定されていることがほとんどです。
もちろん、我々も全てを弊社だけで対応できるものばかりではありません。そのような場合は、提携する他の専門家と連携して支援に当たらせていただくことも多くあります。
まずはどのようなお悩みも、一度ご相談いただければ、お手伝いできるスタイルを探して参りたいと思います。
是非一度、ご相談くださいませ。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2020.04.21
SUBIRAの未来と過去を繋ぐ
こんにちは。SUBIRA(スビラ)代表の中村です。
25年前、創業者である父が前身である中村経営労務管理事務所を創業しました。
創業時から、行政書士・社労士それぞれの行政手続きを通して、静岡県東部・伊豆地域の中小企業のスムーズかつ安定したバックオフィス機能を提供してきました。
このような法定手続き支援を通して、創業から大事にしていることは
「生の声を聞く」ことです。
「経営者の声を聞く」「従業員の声を聞く」「家族の声を聞く」
手続きに必要なことだけ話題にするのではなく、その貴重な接点を大切に、目の前にいるお客様の関心に関心をもち、お困りごとはないか、漠然とした不安や悩みごとはないかという思いを聞くことです。
この、一見小さなこだわりが、実は今のSUBIRAを作っているのです。
それはなぜなら、創業期から常に「人」を大事にしてきたからです。
士業の行政手続きというと、適正にミスなく進められることが最低条件であり、また最高点でもあるという印象があります。
しかし我々が意識しているのは「人を大事にした未来への伴走者である」ということです。このスタンスを意識してきたからこそ、企業にとっては繊細な話題についてのご相談もいただいております。
「息子と最近話せていなくて・・」
「社長が俺のことを認めてくれないんです・・・」
「実は奥さんが反対していて・・・」など。
このような多様なご相談に応えられる体制をその都度築いてまいりました。
この姿勢、この関わりこそが現在のSUBIRAの基礎となっています。
2020.04.07
コロナ対策について
こんにちは。SUBIRA(スビラ)代表の中村です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっております。2020年は大転換の年になるといわれてきましたが、ここまで全世界的に影響を及ぼすものになるとは、当初は思いませんでした。
未だ出口が見えず、感染拡大が続いております。
人類全体で立ち向かうテーマだからこそ、人類が相協力し、同じ地球に住む仲間という思いを新たにし、この騒動が収まった後でも全人類が喜ぶ方向へ進んでいく仕組みづくりをして行けることを切に願います。
昨年の10月に弊社はグループ化し、株式会社、社会保険労務士法人、行政書士法人の3法人での活動を始めました。
この世界的な難局に、我々SUBIRAは何ができるのかを考えながら、目の前の社員、お客様に接し、大きな視点で未来に取り組んでいきたいと思います。
- «
- 2 / 2
