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2026.08.04
今朝の気づき、心のノートに#47 スリランカと日本の深き絆
2026年8月4日 スリランカと日本の深き絆――自然、言葉、そして歴史から学ぶこと
皆さん、こんにちは。
南アジアの島国スリランカ。一見すると日本とは遠く離れた国に思えますが、実は建築、言語(脳の仕組み)、そして日本の戦後歴史において、驚くほど共通点や深い繋がりがあることをご存じでしょうか?
今回は、「知られざる日本とスリランカの絆」についてお話しさせていただきます。
1. 自然と調和する建築術:ジェフリー・バワの美学
スリランカが生んだ世界的な建築家ジェフリー・バワをご存じでしょうか。
彼はもともと弁護士として活躍していましたが、30代後半で建築の道へと転身した異色の経歴を持ちます。彼の建てる建築最大の特徴は、「自然を壊さず、いかに建築物を風景になじませるか」という点です。
例えば、ジャングルの中に建てられた有名なホテル。熱帯の森の中でありながら、滞在中に虫の鬱陶しさを感じることがほとんどないと言います。
その秘密は「風の計算」にあるようです。
山から吹き抜ける自然の風の流れを遮らない設計にすることで、常に心地よいそよ風が館内を通り抜けます。風に弱い虫たちは留まることができず、エアコンに頼りすぎない快適な空間が自然と作られている。
人工物を威圧的に建てるのではなく、自然の循環に寄り添う――。この感性は、どこか日本の伝統的な「借景」や「草木国土悉皆成仏(自然すべてに命や心が宿る)」という美意識に通じるものがあります。
2. 「虫の声」を聞き分ける脳と、母音言語の情緒
「虫の鳴き声」を情緒的な“声”として楽しむ文化は、世界的に見ても珍しいと言われています。
多くの言語圏では、セミやコオロギの声を右脳で「雑音(ノイズ)」として処理するのに対し、日本語を使う私たちは左脳で「言語・声」として聴いています。ツクツクボウシやミンミンセミの鳴き声を自然と聞き分けられるのも、世界で当たり前ではないそうです。
そして、スリランカの主要言語である「シンハラ語」もまた、母音を多用する特徴を持ち、現地の人々も自然の音や虫の声に心を傾ける感性を育んできたとされています。
風の音や虫の音の中に表情を見出し、情緒を育む――。両国には、言葉の根底にある「世界の見つめ方」にも深い共通点が存在しているのかもしれません。
3. 日本の独立を守った歴史的演説と「右目の献眼」
そして最も忘れてはならないのが、終戦後の歴史です。
第二次世界大戦後、サンフランシスコ講和会議において、当初日本は連合国(アメリカ・ロシア・中国・イギリスなど)による「分割統治案」が有力視されていました。
その窮地において、日本の未来を救う歴史的スピーチを行ったのが、スリランカ(当時セイロン)代表のジャヤワルダナ元大統領でした。
自国も戦争被害を受け、日本に対して賠償金を請求できる立場にありながら、彼はこう宣言したのです。
「憎悪は憎悪によって止むことはなく、ただ愛によってのみ止む」
(ブッダの言葉『法句経』より)
スリランカは一切の賠償請求を放棄し、「アジア全体の未来のために、日本を自由で独立した国として復帰させるべきだ」と強く訴えました。この演説が会場の空気を一変させ、日本が分裂することなく今日の平和と独立を保つ大きな決定打となったのです。
さらに感動的なのは、親日家であったジャヤワルダナ氏が亡くなった際の遺言です。
彼の角膜は、遺言通り「左目はスリランカの人へ、右目は日本の人々へ」と捧げられ、実際に日本の静岡県の方へと移植されました。死してなお、片方の目を通し日本の未来を見守り続けてくれたのです。
おわりに
今、スリランカは経済的に様々な困難に直面していますが、インド洋の要衝であり、豊かな精神性を持つこの国は、これからアジアの中心として再び大きく発展していく可能性を秘めています。
過去に私たちが受け取った大きな恩義と、文化・感性の深い共通点。
それらを知ることは、私たちがこれからのグローバル社会でどのようなパートナーシップを築いていくべきかを考える、大切なきっかけになります。
まだまだ暑い日が続きますが、先人たちの温かい志に思いを馳せつつ、私たちも日々の仕事に誠心誠意取り組んでいきましょう!

ジャングルと風がそのまま通り抜ける、ジェフリー・バワ設計の建築. 出典: remodelista.com
※↓生成AIによるイメージです

